11月16日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

起きるのが億劫になった。

暖房をつけることにした。

寒かったのでダウンのコートを出した。

一日は朝と夜を周期的に繰り返し、気温は連続的に変化する。

その中に、不連続的に変化する僕の日常が、冬を呈している。

連続的な曲線に境界を引くのは人間の所業で、境界の引き方を個性だと言ったり、教育だと言ったり。

僕の理想は誰かの不健康だったり、誰かの理想が僕の拒絶だったりする。

兎にも角にも、今日は冬だった。

電車の中、ダウンのコートを着てきたことを後悔するけれど、いつもの冬とあまり変わらない。

境界を引くのはいつだって僕で、忘れちゃいけないことなんだって頭の中で念を押した。

※この物語はフィクションです