9月26日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

日常は、妙に早足で僕を運ぶ。

桜並木の下を抜けて、蝉時雨の河川敷を抜けて、気づいたらここにいた。

百点満点を毎日取れていたわけではない。

それでも無駄じゃない日々がそこにあって、少しだけ成長できた自分がいるのかもしれない。

きっとこの後も日常は、息つく暇もなく僕を運ぶ。

その日常の一端を、書き残して歩いて行く。

いつか止まってしまったときに、思い出してこれを読み返すのだろうか。

それが明日来るとも限らない、お先真っ暗の世界を歩んでいる。

今日、久しぶりに見た月は綺麗だった。

9月ももう終わるのか。するりと抜けていく風が少し冷たく思えるのだ。

※この物語はフィクションです