9月23日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

オリオン座流星群の話をニュースで知った。

僕は空を流れる無数の星々を思った。

天文学が好きな方ではない。むしろ小難しい話や細かな知識は頭をすり抜けていく。

それでも綺麗な景色は脳裏に焼き付くのだから、星を見るのは好きだった。

予定表に書き入れてから、誰かに知らせようかと思った。

いろいろな顔が思い浮かんで、夜空の下の顔出しパネルにその顔をはめ込んで、違うなあと独りごちた。

どうしても、誰も笑ってくれるような気がしなかった。

そうすると、それまでとても美しく頭の中で流れていた星が、急に陳腐に見えてくる。

どうしてなんだろう。頭の中にいる誰かが僕の綺麗なものを全部愚かしく貶めている気がしてしまう。

誰でも良いから僕が楽しいって言ったら楽しいって応えてよ。ねえ。

※この物語はフィクションです