8月22日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

踏み台。僕は踏み台。

長い間続く誰かの人生の踏み台として生きている。

踏み台であることは悲しくない。踏み台であることはつらくない。言い訳じゃなくそう思う。

僕を踏み台にして、誰かが羽ばたくのが実のところ本当に嬉しいのだ。

けれど、誰も理解してくれないことはすごくつらい。

理解者ぶった他人が、踏み台の僕を見て可哀想にと優しく声を掛けるのは心に来る。

僕の生き様を誰もが簡単に否定する。

視界の狭い人のほうが可哀想だと思うのだ。

僕は今日も日陰にいる。

太陽を浴びる木々に水をやりながら。

※この物語はフィクションです