8月8日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

ずっと、夢を見ていたような気がしたんだ。

大きな怪獣は町の人たちを踏み潰して、僕は何も出来ずに部屋の中でうずくまっていた。

そんなとき、君は現れて、僕に力を与えたんだ。

僕はその力で怪獣を倒して、町を危機から救う。

そういう物語なんだとばっかり思っていた。

初めから怪獣なんていなかったのだけど。

僕に力なんて無くて、町を危機から救ったりもしなかったんだけど。

「よかったじゃん」君は日差しを一身に浴びて言う。

「俺、お前がスーパーマンだったら友達じゃなかった。友達じゃなくて、従者とか、使い魔とかだったと思う」

差し出されたサイダーの缶はすごく冷たくて、取り落としそうになった僕を見て君はにやりと笑った。

※この物語はフィクションです