7月27日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

現実は砂糖菓子ほど甘くはない。

天気予報でも外れるのに、素人の俺が当てられるほど甘くはない。

そんな苦い衝突が、住所を同じにしてから少し増えた気もする。

君への失望とかよりも、自分への失望が多いのかな。

自分がこんなにテキトーな人間だとは、思っていなかったのだ。

そんなわけで今日も出ていった彼女を、しばらく探していたら夕方になっていたのだ。

夕日が伸びていて、曲がり角の先に見えた影が、君の形をしている。

角を曲がってきた君が、なんだかキラキラして見えて息が止まる。

「探したんだぞ」

たまに甘くなる現実の方が、自分をここに引き留めている気がする。

※この物語はフィクションです