7月14日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

「汗、ベットベト」

彼女はそう言うとスカートをの裾をパタパタと振った。

「ちょっと、女子高生」

「暑いんだから仕方ない」

なーと言って首を傾げる彼女の額にデコピンする。高校に着くまでここからあと二十分。私だって我慢しているのだ。

「温暖化進みすぎにもほどがあるだろー」

「仕方ないでしょ。諦めたんだから」

地球温暖化に白旗を振った各国の皆さんは、もうこれからひたすら地球を食い潰すことに決めたらしい。

「こうやって外に出てられるのも私らが最後かもしれないな」

見上げた真っ青な空の真ん中を、大きな音とともに飛行機雲が引き裂いて行った。

※この物語はフィクションです