7月12日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

「冷房、つけようか?」

「いい。そのままで」

少しだけ冷えた自然な風を、楽しんでいたかったのだ。

夜の帳を下ろした後の、透き通った闇。

その中に、いくつもの明かりが浮かんでいる。

その中にきっとこの部屋もあるだろう。

僕はこの部屋だけ掬い上げて、重りをつけてからずっと深い夜の底に沈めてしまおうと思う。

聞いて欲しいことがあったから、そんな風に言ったら、夜が明けなくなっても君は許してくれるだろうか。

「何書いてるの?」

「んー、君と話してることとか」

※この物語はフィクションです