7月9日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

暗くなって、音が止んで、歓声が止んで、また光って、音が鳴って、また歓声が響く。

そんな風景が、花火みたいだと思いました。

俺は今、その歓声の間にポツポツと言葉を残してるんです。

電車の中でも、喫茶店でも、どこでしゃべってても、俺の言葉を胸に残してくれる人なんてそうそういないと思います。

それでも、今、ここでしゃべった言葉は、みんなが一生懸命聞き取って、意味を解してくれる。心に刻み込んでくれる。

俺は、もしかしたら曲や演奏だけじゃなく、ここで作られる全ての記憶のために歌ってるのかもしれません。

花火だって、そうじゃないですか。

光っている瞬間を作るためじゃなく、心に残る記憶を作るために打ち上げてるのかもしれない。

曲、演奏、歌、それ以上の記憶を作るために、俺たちはここに立ってます。

次の曲です。聞いてください。

※この物語はフィクションです