6月22日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

「あれ、夢だったんだ」

呟いたセリフは夜道のぬるさに沈んだ。

自分が事実だと思っていたものは、思い込んでいただけであった。

ただの夢なのであった。

その内容と言えばかなりどうでもよいもので、それが夢だったところで別段変わったことはない。

ただ、夢と現実の区別が曖昧だとひどく知らされた。

この現実も、夢であるかもしれないし、僕が信じていた現実も、夢だったのかもしれない。

「何が夢だったら良かったかな」

苦しい現実のどの部分が夢だったら、今がもっと明るくなるだろうか。

言うだけ無駄なのだろうけど、呟いてしまう自分がいる。

※この物語はフィクションです