6月3日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

隣の会社では、機械を導入したらしい。

うちの会社でも検討していると噂で聞いた。

ボトルネックになっているのは導入時のコストだけで、運用コストも時間効率も、人間よりよっぽど良い。

実際その通りで、機械ならうわの空になることも、ヤケ酒して業務に支障をきたすことも、親の介護で辞めることもない。

私のようなポンコツに、勝ち目はないのだった。

それでも辞めさせられると食っていくことができないので、私は必死で働く。

感情を殺し、自分のできる限りの効率で腕を動かし、頑張ってますよと上司にアピールする。

情に訴えることしかできないから辞めさせられるんだろうなあと思いながらも、これしかできないのだから仕方が無い。

案の定、機械の値が下がったら私はリストラされた。

効率しか要らないなら機械になんて勝てないのに、と思ったところで私が勝てるところなんて無いことにやっと気づいた。

※この物語はフィクションです