5月2日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

少年は、すべてのものに意味を求めた。

明るいものを見たときの瞬きにも、明るい星の瞬きにも、小さな命の瞬きにも。

すべてに意味があると信じたかった。

自分は今何のために歩いているのだろう。

自分は何を手に、どこへ、何をしに行くのだろう。

持っているのは菓子折、向かう場所はもう顔も見たくない人の家、目的は謝罪。

でも、「何のために」が何も思いつかないのだ。

許されないのは分かっているのに、謝るのは何のため?

許されないと分かっていながら、命をつなぐのは何のため?

少年は、無い物を探し続けるのが得意で、諦めるのが苦手だった。

※この物語はフィクションです