4月10日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

四月の空は晴れているのか曇っているのかイマイチ判然としない。

もう少しどうにかならないですかねえとつぶやいてみても、煙った空は煙ったままだ。

桜は咲きっぱなしだけど、花見をする気にもなれない。

それでも授業には少し早いから、ゆっくり初めて聞く曲を聞きながら歩く。

あんまり良いことばっかりでもないけど、少しの良いことを大切にしたいなって耳元で歌手が言ってる。

確かに燃費を良くすればもう少し健康になる気もするのだけど、そうもいかないよなとも思うのです。

月曜の朝だしさ、仕方ないよね。

大学への道には誰もいなくて、早く来過ぎたなーとつぶやいても返事はなかった。

私の周りを囲む薄青と桜は、なんだか目に優しすぎて刺激に欠ける。

耳元の激しいドラムがかわいそうに思えたので、最後にジャンプしてあげたら、曲が終わらなくて失笑した。

※この物語はフィクションです