4月3日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

明滅、後に暗転。

役者は舞台を降り、次の出番を待つ。

僕の出番はひとまず終わって、衣装を脱ぎ、一時の休息を取る。

次の出番が五時間後だったとして、登場に二時間とすると、眠れる時間は三時間。

吐き気とともに布団に入るも、やはり極度の緊張は眠りを許してはくれない。

隣の部屋から聞こえる叫び声は、別の舞台が上映されていることを暗に語りかけてくる。

そんなことを意識しているうちに、耳に飛び込むのは第二幕の始まるベルの音。

蜃気楼のような三時間は一瞬で、地獄のような二時間は永遠。

明滅、後に明転。

陽気なBGMとともに登場人物は上手から登場。

※この物語はフィクションです