3月25日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

誰かに必要とされるなんて、そんな夢みたいなことが現実になったとして。

今まで何も背負わず生きてきた私はそれに耐えられるのだろうか。

誰かが私を必要としたとして、私はその期待に応えることができるのか。

私がその期待を裏切らないことを、信じることができるのか。

今までずっとそんな境遇を求めていたのに、今更おかしな話だ。

私の身体は既にもう、期待されないことに慣れきってしまったのかもしれない。

慣れきった私の身体も大人になり、幾度となく下げた頭によって、薄められた期待とともに仕事が与えられる。

その薄い期待に私は飛びついて、価値を見い出された気になって身を削る。

混ぜ物のない純粋な期待なんて、きっともらえないのだけど、そんなものを受け取ったら重みで潰れてしまう。

潰れるほどの期待を、背負えるほどの自信など、持ち合わせていたらここにはいないはずなのだ。

※この物語はフィクションです