2月9日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

コンビニに支払いに行くために、コートを羽織る。

ドアを開けたら吹き込んだ風が驚くほど冷たくて、体が震えた。

夜だけど、傘を差して外に出る。

すぐにマフラーに白い粉が付いて、降っているものが雪だと分かる。

その白い粒が、透明になって、染み込むまでの時間。

粒は残らず、その時間だけが積もっていくのを見ている。

ゆっくりと僕の手が赤くなっていく。

手がかじかんで動かなくなるのが、なぜだか妙に嬉しい。 

この痛みが証明。

何かがここにあったことの証明。

※この物語はフィクションです