1月25日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

死にたいノートの死にたいの数が三十を超えた。

毎日死にたいと言っているわけではないのに、大体ひと月で三十回書き込んでいた計算になる。

じゃあお前は死にたいのかと聞かれたら、私の場合は多分違う。

自分の中に生まれた痛みを、見逃せないから死にたいという形で言葉にしているだけだ。

こんなことに他人を巻き込んで、相手の貴重な時間を潰すのは、相手にとって迷惑以外の何物でもない。

だから死にたいと書く。

私を見ている人は誰もいない。

私が声に出さない限り、私が死にたいと思っていることを気にする他人は誰もいない。

本質的に私が一人だと知る午前三時。

生きる上で必要のない感情をひとつ、ノートの上に切り捨てた。

※この物語はフィクションです