1月7日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

今日の散髪屋のおじさんは忙しそうでした。

僕は髪型に興味はないので、髪を切っている時間が無駄に思えるのですが、髪を洗ってもらう時間は好きです。

多分頭を触られるのが好きなのです。

散髪は面倒なので何週間か渋りますが、髪を洗ってもらっている時だけは、この時が永遠に続くと良いと思っています。

髪を切る機械か何かができて、一瞬でバッサリ切ってもらって、あとはずっと髪を洗ってもらっていたいですね。

そしたらおじさんはもう髪を洗うだけの人になって忙しくなくなるんですが、僕はそれが一番いいです。

というかおじさんじゃなくてもいいんですが、そこは機械になってほしくありません。

何か僕の髪を洗っている人からの思いやりを感じたいのかもしれません。

そう考えると、僕が見知らぬおじさんからの思いやりを欲しているようで寂しくなりました。

でも見知らぬ僕に思いやりを売ってくれるおじさんにはこれくらい払うのが妥当なのかなあと思いながら店を出ました。

※この物語はフィクションです