1月3日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

昨日の晩、三日月の横には小さな星が一つあった。

小さく、それでいてとても明るい星。

誰かに伝えようかと思って、頭に浮かんだ顔は一つだったけれど、私は何もしなかった。

何もできなかった。

今日になって、また見上げた空の星は、月から遠くに離れていた。

昨日のうちに連絡すればよかったかなと思っても、私は何もできない。

今日連絡しても遅くないと思っても、何もできない。

彼女を傷つけたのは私の方だったから。

ほんの少しの話題があっても、その程度では埋まらない隙間。

昨日の晩も今日の晩も、一ヶ月前の晩だって、気温はほとんど変わらないはずなのに。

※この物語はフィクションです