年が暮れる

ハローハロー、真夜猫です。

年が暮れるので年が暮れるまでに書けることを書いたほうが良い気がしました。

とは言え何を書くかは決まってません。

 

まあこの年が終わるということは、このサイトができた最初の年が終わるということです。

なんか昨日このサイトの変遷を振り返ったんですけど、最初は誰も訪れることのなかったサイトに、少しずつ人が訪れるようになり、多くの人に読んでもらえるようになって、僕の小説は本当に幸運だと思います。

僕の書く理由、自分の頭の中だけでしか生きられなかった人々に、自分の頭の中以外のところでも生きてほしいという願いが、今年に入って確実に叶いつつあると思います。

 

さて、今の時刻は23時4分で、祖父母の家でだらだらテレビを見ながら書いています。

なにか書くテーマがあったら良いかなあと思っていますが、あんまりないので、だらだら時間が過ぎゆくのを感じながらゆっくり書いていきたいと思います。

 

僕が今までを振り返ろうとした経験は実は一度ではなくて、何度か作品を振り返ろうとしたことがあるのですが、その一つを少しだけここに貼り付けて、完成しなかった振り返りを供養しようと思います。

8月の夏休みの頃に書いてたのですがちょっと最初から飛ばしすぎて書くことがなくなったので書かなかったというまったくひどいものです。

そのときは、サイトに10作載せたということを記念してということで書いていたのに、本当は11作目も更新したあとに書いているという、もう企画の時点でなにかが間違っているという間違いだらけの振り返りです。

ここからそのファイルを全部貼り付けます。

 

2016年8月。

脳内某所の喫茶店。

私はとある男を待ちつつ、ノートをまとめていた。

入店した時に頼んだ飲み物を飲み干した頃、その男は現れた。

待ち合わせ時間は66時間も過ぎていたが、その男に悪びれる様子はない。

待っていた男は、なるほどと思った。

今までにこの男に破られた締め切りは数知れない。

そういう男なのだ。

きっと今も他の案件の締め切りを破りながらここまで足を運んでもらっている。

そう思うと、66時間の遅刻を考慮してもなお、こちら側のほうが申し訳なく思えてくる。

「すみません、遅れてしまって」

言葉だけの謝罪。

「いえ、こちらこそ。わざわざ来てくださっただけでありがたいです」

誠心誠意対応しているつもりだが、こちらも言葉だけの感謝になっていることは否めない。

「じゃあ、もう帰っていいですか?」

向こうもそれを感じ取っているのだろう。

もはやふざけている。

「こちらも仕事なので、しっかりやらせていただきますよ」

「そうですか。残念です」

「それでは、時間の関係もありますので本題の方に入らせていただきます」

 

以後、作者を真夜猫、インタビュアをまよねことして書く。

 

真夜猫「今日は僕のインタビューということで」

まよねこ「はい。正確には、真夜猫氏10作公開記念インタビューで、後々ホームページに掲載させていただきます」

真夜猫「そうなんですか。具体的なことは何も聞いていないのですが、大丈夫でしょうかね」

まよねこ「大丈夫です。話してもらうことは真夜猫さん自身についてなので」

真夜猫「どんな感じで進むのでしょうか?」

まよねこ「ミュージシャンが新しいアルバムなんかを出すときに、全曲解説をするインタビューがあるじゃないですか」

真夜猫「はい」

まよねこ「あんな感じで進めていこうと思います」

真夜猫「大丈夫かな。しゃべれそうな気がしない(笑)」

まよねこ「思いつかなかったら関係ないことでも聞いて埋めていくので安心してください」

真夜猫「そんな感じで大丈夫なんですか?(笑)」

まよねこ「どうせこんなの読む人なんてマニアだけです」

真夜猫「笑わないんですね」

まよねこ「仕事なんで」

真夜猫「先が思いやられますね」

 

まよねこ「ところで、どんな順番で解説していただけるとありがたいですか?」

真夜猫「じゃあ、僕が執筆した順でいいですか?」

まよねこ「それなら、ひとつ目は『テンキヨホウ』ですね」

 

『テンキヨホウ』について

まよねこ「この作品は、いつ頃のものなんでしょうか?」

真夜猫「えーっと、何年でしょう。2014年? そうですね。2014年です」

まよねこ「処女作といった扱いと考えても?」

真夜猫「はい。処女作です」

まよねこ「なぜこの作品が処女作に?」

真夜猫「実は小学生くらいの時から、小説の構想はずっといろいろ考えていたんですが、こんな性格なので一つも書き終えたことがなくて」

まよねこ「性格がクズだと大変ですね」

真夜猫「……ええ、まあ」

まよねこ「どうしてこれを書こうと?」

真夜猫「記憶が定かではないのですが、確か『東京は明日も雨が降るでしょう』とだけメモ帳にあって、そこにひとり語りを書き加えていったらどんどん進んでいった感じですね」

まよねこ「この作品はなぜ完成出来たのでしょうか」

真夜猫「今まで考えていた構想がすべて長編で、プロットを書かないと進められないんですけど、プロットを書き終えると燃え尽きちゃうんですね。この作品はショートショートだったので、熱意が途切れることなく書き終えられました」

まよねこ「なるほど。内容に関してはどうでしょう」

真夜猫「登場人物のうち三人、黒土教授と七島村咲、それから元教授の三木谷さんはクトゥルフ神話TRPGのキャラなんです。黒土教授は僕の友人のシナリオのNPC、村咲ちゃんは僕のキャラクターで、三木谷さんは僕のシナリオのNPCです」

まよねこ「その登場人物がTRPGのキャラだという点も書き終えられた理由の一つのような気がしますね」

真夜猫「まさにそうなんです。キャラがほとんど固まってるから喋らせるのがすごく簡単で。世界観もそのままクトゥルフ神話TRPGなので、いわば自分のやってたTRPGの卓の二次創作なんですね。それまでクトゥルフ神話TRPGのシナリオはいくつか作っていたので、非常に作りやすかったです。構成も基本的に何か謎があって、それが神話生物の仕業で、それを解決して終わるという、クトゥルフ神話TRPGの中では王道の進行で。」

まよねこ「それで、内容は」

真夜猫「あ、そうでした。それまで小説を書いたことがなかったので、会話文が中心の、普通の小説よりいびつな構造になってますね」

まよねこ「会話のノリだけで進んでいて内容がわかりづらい部分もあると思うのですが」

真夜猫「全くその通りです……。ただ、世の中にある小説の中には、会話の面白さを描写文のテンポの悪さが崩しているものがある気がして」

まよねこ「それより自分の会話文の方が優れていると?」

真夜猫「そんなことは言ってません……」

まよねこ「青くんと大平くんの会話はとてもコミカルに書いてますが、その点は意識したのでしょうか?」

真夜猫「まあ、意識してないと言ったら嘘になるのですが、気づいたらこうなっていたと言ったほうが正しい気がします」

まよねこ「この作品で伝えたかったことはどんなことですか?」

真夜猫「え、え、えーっと、」

まよねこ「伝えたいことないんですか?」

真夜猫「この小説はシナリオを書くイメージで書いてたので……」

まよねこ「伝えたい事がなくてもいいと」

真夜猫「むしろ、伝えたいことというよりは、ストーリーと会話自体を楽しんでもらえたらなあと思って書きました。適当に書いててすみません……」

 

『Forget Me Not [現実]』について

まよねこ「次の作品はいつのものなんでしょう?」

真夜猫「2015年だと思います」

まよねこ「この話にも『テンキヨホウ』に出てきた大平くんが出てきますよね」

真夜猫「そうですね。前作とつながってて、シリーズ物みたいになってるんですが、時間軸的には『テンキヨホウ』のずっと前の話で、『テンキヨホウ』のときは大平くんは36歳なんですが、今作では大平くんは22歳で、二浪の大学二年生です」

まよねこ「つまり直接の関係はあまりないと」

真夜猫「すこーしだけありますけど、見つけるのは困難でしょうね。前作がもともと続きを想定して作っていたものじゃないので、伏線を張ったりはしてないです」

まよねこ「そうやっていつも見切り発車だから締め切りに間に合わないんじゃないですか?」

真夜猫「おっしゃるとおりです……」

まよねこ「前作に比べて、この作品は大平くんの心の内にスポットが当てられているように感じました」

真夜猫「はい。前作が現象を重視したストーリーだったのですが、今作は大平くんの気持ちや思考を書くことを重視していました」

まよねこ「ずばり、テーマは何ですか?」

真夜猫「そこを書くとネタバレになっちゃうんですが」

まよねこ「やんわりと伝えて下さい」

真夜猫「ざっくりしてますね……。後々の作品でも使っているテーマなんですが、“記憶”は僕の中ですごく大きなテーマの一つです」

まよねこ「記憶ですか……」

真夜猫「記憶って人間にとってとても重要な事で、それが人生全てに影響していると言っても過言ではないと思うんですけど、その仕組みはすごく曖昧で、こんな曖昧なものに左右されながら生きている人間って大変だなあと思うんです。僕なんかは記憶が希薄で、自分にとって重要な事も重要でないことも見境なくすごい速さで忘れていくんですが、逆に話した人の顔を全部覚えている人なんかもいるわけで、そういう人にとって僕は多分すごく怠惰な人だと思われてるんじゃないですかね」

まよねこ「つまりどういうことですか」

真夜猫「まあ、そんな中でも僕の中にしか残ってない記憶というのもあるわけで、僕の思考や僕しか見ていない風景やそういったものは形にしなければ僕が忘れた瞬間そこにはなかったことになるんです。無くしたくないじゃないですか、そういう記憶。僕は高校生の時にひたすら神社巡りをしてた時があったんですけど、その時に神社でお願いしてたことって一つだけで、僕の頭の中に生まれた人々がいつか僕だけのものじゃなくなりますように、ってことなんです。その時は僕の中には小説の構想しかない時代で、それでも自分で泣きそうになるほどいいストーリーが頭の中には存在して、その中を生きてる登場人物たちがいたんです。僕がそれを表に出すことがなく忘れてしまえば、その登場人物たちは存在しなかったことになってしまう。それが怖かったんです」

まよねこ「つまりどういうことですか」

真夜猫「脱線しすぎましたね。すみません。つまりは、記憶って曖昧だけど重要で、存在しないけどキラキラしてるよねってことです」

まよねこ「まとめてもらってもわかりませんでした」

真夜猫「わかりにくくてすみません……」

まよねこ「この作品で初出の雛子ちゃんと謎の男について聞きたいです」

真夜猫「雛子ちゃんについて詳しく説明すると本当にネタバレになっちゃうのですが、作り上げられた女子高生、といえばわかりやすいでしょうか。大平くんに取り入るために僕が作った、恋愛経験の少ない年上の男をうまく捕まえられそうな女子高生像です。謎の男は、そうですね、謎の男です。(笑)実はこの男もTRPGのNPCです。街灯の明滅とともに消える描写が気に入ってます」

まよねこ「重要な事を忘れてませんか?」

真夜猫「いつ聞いてもらえるかと思ってドキドキしてました。エンディングテーマの話ですね」

まよねこ「はい」

真夜猫「この作品にはエンディングテーマがあって、拓巳さんの『水彩』というボカロ曲を使わせていただきました」

まよねこ「ストーリーとぴったりで、とても良い曲だと思いました」

真夜猫「そうですよね。この小説を書く前からこの曲は知っていたのですが、小説を書いている時期にたまたまもう一度聞いて、戦慄しました。もう使わざるを得ないと思って、ホームページに掲載する際に連絡をさせていただきまして、快く承諾していただいたことを覚えています」

まよねこ「曲だけ聞くと、先に亡くなった方を追悼する曲のように感じるのですが」

真夜猫「そうなんですけど、」

まよねこ「曲が良すぎて小説が負けてますよね」

真夜猫「それは本当にそうなんですが、むしろ僕の小説経由でこの曲を知って感動してもらえたらと思います」

 

『Forget Me Not [空想]』について

まよねこ「次の作品もシリーズの続きですか」

真夜猫「はい。前作『Forget Me Not [現実]』の後日談で。といってもその間に14年経ってるので後日談とは少し違うか(笑)」

まよねこ「[現実]と[空想]という言葉を使ったのはどういう意図があってのことですか?」

真夜猫「はい、空想編の方では、雛子ちゃんは一瞬しか出てこないんですが、大平くんとは現実で会えてるわけではないんです。もしかしたら大平くんのただの空想、会いたいと願っていた大平くんのただの夢かもしれないんですね。そういう意味で現実編と空想編という名前をつけました」

 

ここまでしか書いてません。

三作目の途中までしか振り返ってないの面白くないですか!?!?

今となってはもう公表するのも恥ずかしいような文章なんですが、文章に対する申し訳無さもあって、思い切って載せました。

というか、この辺の作品を振り返る機会ってすごく少なかったと思うので、その作品に対する供養という気持ちもあります。

不思議世界更新中に関して語ったことってめったにないですよね。

ちょっと語ったほうが良い気がしたんですが、今年の振り返りではなくなる気もします。

でもまあ、時間もあるので少し語ろうかなという気になってきました。

 

僕の小説世界の中で、一番しっかりした世界観とキャラクターを持ったのが、不思議世界更新中だと思ってます。

あ、自宅に帰れるそうなので、少々お待ちください。

帰ったらまた書きます。

 

帰宅しました。

この年があと12分しかない。

ということはこの文章の締め切りがあと12分。

やばい。

締め切りと考え始めると焦り始める真夜猫さんです。

 

『うちの子』というとちょっと上から目線(?)で嫌なのですが、僕にとっての『うちの子』は、大平くんと、雛子ちゃんです。

実は、この二人の顛末はもうすでに僕の頭の中にはあって、思い出すだけで感動してしまうのですが、そもそもシリーズ物を書くのが苦手すぎて、書けてません。

 

ちなみに、こんなファイルもありました。

不思議世界更新中進行メモというファイルです。

例によって貼り付けます。

 

不思議世界更新中進行メモ

1 テンキヨホウ 不思議の始まり

2 Forget Me Not [現実] 不思議との邂逅

3 Forget Me Not [空想] 不思議を夢に見る

4 ぬいぐるみの行く末 不思議の宣戦布告

5 無記名の島 不思議を見る旅

 

無記名の島、まだ書いてないってお思いですよね。

そうです。まだ書いてないんです。

時間軸的にはぬいぐるみの行く末の前の話で、大平くんが不思議をその目で見るという話なんです。

 

ちょっと待ってあと5分とか何

 

その次の話、第六話も決まってて、その次の話もあって、最後に感動の完結編が待ってるんですが、いかんせん筆が進みません。

あー、完結させる力がほしい。

来年はもしかしたら無記名の島が更新されるかもしれません。

ちょっと確信はないです。

 

あと2分で今年は終わります。

もうちょっと早めに企画を始めればよかったとかなりの後悔をしている真夜猫さんであります。

 

あ!!!!!宣伝してねえ!!!!!!!

 

コミティア出ます!本出します!よろしくお願いします!

 

それでは良いお年をお迎えください!!!!!