11月18日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

君に届かない言葉の数々。

君に向けたはずの言葉は、君に届く前に落ちてしまう。

君の言葉は僕にしっかり届くのに、それすら僕は受け止めきれず、心を痛めつけていく。

僕の目に映るのは、六年以上前の記憶だけ。

記憶の中の君は、もっと幼く、もっと近くにいた。

僕ら二人は真昼の太陽の下で、お互いがはっきり見えていた。

それが今では、日が落ちるとき少しずつ伸びる影のように、距離感がうまく測れない。

そう、僕は影しか見ていないのだ。

僕はいまだ直視できないでいる。

いつの間にかおとなになってしまった君を。

※この物語はフィクションです