9月20日 今日のエモい情景

【今日のエモい情景】

生きているときに、ただ普通に生活しているときに、ふと、生きる意味を考えてしまう時がある。

悩む理由なんてないし、嫌なことがあったわけでもないのに、頭に思い浮かんでしまう。

私は、自分のそういうところを、ある時から「欠陥」と呼ぶことにしていた。

普段は他の人と何も変わらない人間のふりをしている。

今日まで、自分の欠陥を隠すことは容易だと思っていた。

ずっと隠してきた欠陥を、ずっと前からわかっていたと友人に言われた。

恥ずかしさと、感じたことのないような悔しさで、胸が張り裂けそうだった。

喫茶店を出たとき、視界いっぱいに広がった夕焼けに、心の中をすべて見られている気がした。

私にも、欠陥のある私にも、生きている意味はありますか?

問いかける言葉に返事はなく、ただ赤い光が舞台の照明のように世界を染めていた。

※この物語はフィクションです

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