6:知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!

少し前にテレビで紹介されてた気がします。
「知日」という中国の雑誌がいま、中国で大人気なんだそうです。
日中関係がこんなに冷え込んでいるのになぜ!って思うのは殆どの日本人に共通していることだと思います。
たぶん中国の人でも日本を知るなんて言語道断だと思っている人はいるとおもいます。
反日デモも多いですし、日本企業のショッピングセンターの窓ガラスが割られたりしている映像は記憶に新しいですよね。
でもそんな中でこの雑誌は売れ行きが好調なわけで、僕としてはすごく謎なんですが、毛さんいわく、「反日の一方で、日本のことを知りたいと思う人々もたくさんいる」ということで、そのへんは日本とはかなり違うところらしいです。
実際こんなに反日だ反日だって言ってるのにもかかわらず、中国人観光客は年々増えてますし、中国の書店には日本人の書いた本が並んでいるらしいです。
一方で日本では中国の文化を知ろうと言う動きが非常に少ない。
こういうところは危惧すべきじゃないかと思います。

バックグラウンドはこの辺にして、
この本は2011年の発刊から2014年までの25冊の知日のテーマと紙面の紹介とともに、中国の著名人が日本を旅行した紀行文、インタビューの三つで主に構成されています。
テーマになったものの中には、日本を代表するようなものもありますが、日本人が普通だと思っていたものや、中には日本文化だと言っていいのかわからないものまで様々で、中国語が読めない日本人の僕でもかなり面白かったです。
特に自分の知っているものが出てくると少し興奮します。
日本人じゃない人でも日本人と同じ世界を共有しようと思ってくれているんだと思うとわくわくします。
日本好きの外国人が出てくるテレビ番組って最近多いですけど、ああいうやつよりももっと生々しいというか、見ているものをそのまま見ることができているのですごくリアルに感じます。

紀行文もまたいいですね。
日本の人が海外を見て回った紀行文は目にする機会が多いですが、外国の方が日本をめぐった紀行文は、なんだか面白可笑しくまとめるのが好きみたいで……まあそれも嫌いなわけじゃないんですが。
ここに載ってる紀行文は、何というか「風流」です。
コメディっぽくなくて本当の小説のようで、日本で見たもの感じたものがそのまま書かれている雰囲気が誠実さを感じさせます。
これだけたくさん載ってる本があったらぜひ読みたいですね。

内田樹さんと毛さんの対談もあったりして、日本人から見た知日も書かれています。
必見です。

 

知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!
主筆 毛丹青
編集長 蘇静
AD 馬仕睿

潮出版社

302.1
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