3:ババヘラの研究

なんで僕こんな本を読んでるんだろう。

誰がこれを図書館に入れたんだろう。

謎は尽きませんが謎の魅力をもった、「ババヘラの研究」という本を読みました。

 

そもそもババヘラってどれくらいの認知度のあるものなんでしょうかね?

僕はしばらく前にテレビ番組で紹介されたのをたまたま見てたから覚えてましたけどほとんどの人は見たことも聞いたこともないと思います。

秋田名産ババヘラアイス、その奇妙なネーミングや業態、ルーツに迫ったのがこの本です。

 

ババヘラとはそもそも秋田県でおばちゃんたちが路上販売しているアイスのこと(ババアがヘラでよそうからババヘラ)なんですが、とりあえず「ババヘラ」で画像検索してください。

バラの花みたいに盛りつけられた黄色とピンクのアイスに混ざって、パラソルの下に農作業帽をかぶったおばちゃんが写ってる画像があると思います。

秋田には交通量の多めの国道沿いなどにこのパラソルがポツポツ咲いていて、お客さんは車を止めてアイスを買うんだそうです。

このアイス、本当はアイスじゃなくて氷菓なんですが、まあ何十年も前からあるもので、そういうような歴史についてもこの本の中で調べられています。

 

ババヘラというとなぜか滑稽な感じが出てしまうのですが、ババヘラの細かな歴史はとにかく謎に包まれていて、そういう謎のものを様々な仮説を立てながら調べていく筆者の態度は、(調べているのはババヘラについてなんだけど、)調査のお手本のように感じました。

 

それにしてもババヘラ面白い。

面白いのは名前だけじゃないんです。

専門書とか研究本って内容が難しいと読むの諦めちゃうことが多いんですけど、この本はなぜか読めちゃうんです。

内容の面白さも筆者の文の読みやすさも、多分どちらも兼ね備えているのでしょう。

僕が一番興味を引かれたのは、ババヘラが社会貢献になってるというところですね。

ババヘラという業種は、この本の最後の方を読むと、それ自体は違法行為であることがわかるんですけど、一方で農業だけでは食っていけない農家のおばちゃんたちのもう一つの収入源になって、社会貢献とも呼べるというのは、なかなか面白い話だと思いました。

ビジネスの社会貢献性、この考え方は現代にも応用できますし、今かなり注目されている話題ですよね。

 

まあ、そんなわけで、ババヘラの研究、かなり面白いですのでみなさん読んでみてください。

無駄知識が増えます。

 

ババヘラの研究

あんばいこう

無明舎出版

 

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コメント: 1
  • #1

    Dia Claro (火曜日, 24 1月 2017 23:48)


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